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看護師の副業はどうなる?

医療現場で働くスタッフはその責任の重さもあって本業に集中することが求められます。そのため、一般企業と同様にしてダブルワークを禁止しているケースが大半を占めてきました。しかし、現実的には休日を使ってダブルワークをしている看護師も多くいました。

実際、雇用者側にはダブルワークしていることが隠されているために明らかになっていないことが多いものの、インターネットが普及したことによってブログなどを介して情報が流通するようになってしまっています。それに加え、マイナンバー法が制定されたことによって、ダブルワークの事実が本業の雇用者側に知られてしまうのではないかという懸念の声もあるようです。マイナンバー導入に伴い、ダブルワークを辞める看護師が増えているようです。実質的にマイナンバーが提供されただけでは医療機関側からダブルワークをしているかどうかを確定することは難しいものの、年末調整の際に入念にチェックすれば発覚する可能性は完全には否定できません。リスクをとらないためにダブルワークを諦めて、本業に集中する看護師が増えたことで、本業として働く人材が多い現場では、より良い医療が実施されるようになると期待されます。

一方で、ダブルワークの人材によって賄われていた現場では人材不足が加速されるようになってしまっているのも事実です。しかし、マイナンバーの影響によりダブルワークの禁止が明確に行われるようになったことで、収入を上げたい看護師は転職を選ぶことも多くなっているようです。

マイナンバーが懸念される理由

マイナンバー法によって個人にIDが割り振られることになりました。それに付随して用いられるIDが医療現場でも導入されることは決定していますが、現場ではその是非についての理解が進んでいないのが現状です。日本医師会が反対していることによってあまりよくないものだと考えている人は多いものの、それに対して根拠を持っている人は多くありません。このような状況になっているのには理由が二つあります。

一つは現場に情報システムが既に導入されて効果的に運用されている病院やクリニックがそれほど多くないということです。実際に使っている場合にはIDが導入されるとどのようにシステムが変化するのかが想像しやすいものの、もともと情報システムを使用していない場合には想像すらつかないということも当然でしょう。だからこそマイナンバーの影響を受けて現場がどのようになるかということに危機感を持つことができずにいるのです。

もう一つの理由となっているのがマイナンバー制度そのものに対する医療従事者の意識の低さであり、そのスタートすら認識していなかった人もいるのが事実となっています。医療従事者は常識に疎いと言われることがありますが、大きな改革であっても詳細に至るまでは理解していないことが多く、現場にどんな変化があるかに興味も持っていない人もいました。そのような状況があって理解が進んでいないのが現状であるものの、導入が近づいてきたことでようやく理解しなければならないという意識が高まってきています。医療従事者にとっては、マイナンバー制度導入により医療の現場で変わる点を理解することが急務です。